上手くいかないを、上手くいくに変えるには お金の事

辞めたいと思った2回の出来事から得た知恵

前回お話しした、「辞めようと思った出来事3つ」のうち、ひとつ目は女性ならではかもしれないですが、2と3はフリーランスの方なら一度は通る失敗かもしれません。「アイディアだけ持っていかれてお金貰えなかった」とか「タダでやって」とか(失礼な話ですが)悲しい思いを沢山した事でしょう。私もいっぱいありました。

タダでやって は回避出来る

結構↑こんな事平気で言う知り合いいません?知り合いやから,友達やから…ここまで来るのに、専門学校入って学んで資格の勉強もしてスキル身につけて、こっちは仕事にしてんねん!って頭にきますが、フリーランスのはじめの時って、自信もないので強く言えず、なーなーではじまり、お金請求したら「え?お金取るん?」って追い剥ぎみたいな扱いを受けて凹んだりしてません?相手も相手ですが、こちらもちゃんとプロとしての手順を踏んでいないから、当然こうなります。コレを回避するにはどうしたら良いと思いますか?

ちゃんとメニューと入場料を決めましょう

皆んな大好きディズニーランドにも、ユニバーサルスタジオにも、どんなアトラクションがあるのか?と、入場料があります。誰もタダでは入れません。私の仕事領域に入って来られるのであれば、私の仕事領域はこんなサービス(アトラクション)があって、お申込み金(入場料)はいくらです。とお知らせしてます。最近は、お客様によってサービスがかなり変わるので、ご相談料として、ある程度のお金を頂いてますが、その後のサービスへ以降される場合は、ご相談料は最終のご請求金額から差し引きされる仕組みです。まずはご相談をお聞きして、お見積りさせていただいてます。

お金の話ははじめにしましょう

この仕事をはじめたばかりの頃は、お金の話を切り出せず、貰い損ねた事がいっぱいありました。言い出しにくいですよね。なので、お客様自身にご記入いただくシート(お名前や連絡先など)に、ご相談料や、設計、デザインの大体の金額を書き、お客様に書いていただく前に、シートに書かれたメニューを読み上げご説明するようにしました。そうする事で、ご記入いただく時に、それくらいかかるのだなとご理解いただけます。その時に「ちょっと高い」とか「やっぱり辞めておきます」なら、私の時間も無駄にせずに、次の仕事に移れます。

お客様も幾ら払えば良いのか不安

私達フリーランスも、お金を払って貰えなかったらと不安ですが、お客様も幾ら払えば良いのか不安なのです。自分の要望が一体幾らなのか?私のお客様は様々です。ご相談だけで済む場合もありますし、施工も合わせると、大金になる場合もあります。随時お見積の金額を確認頂いてから進むかどうか決定していただいてます。お金の事は事前に明確に!ここは1番大切です。

まとめ

①タダで自分の仕事領域に入場させてはいけない。

②メニューと入場料を提示する

③提示は前もってしましょう

④お客様に確認、決定をもらう事

まだ細かい注意点はありますが、今日はこの辺で。

辞めようと思った出来事の話

辞めようと思った事が 3回ありました

正直、続けていれば、辞めようと思う事もあります。私の場合は3回だと記憶してますが、もしかしたらもっとあったかもしれません。1回目は出産した時、2回目はお施主様との信頼関係が崩壊した時、3回目は信じていた業者さんに裏切られた時でした。

1回目 切迫早産の切迫流産、帝王切開、育児でいっぱいいっぱいに

独立して半年経ったくらい、タワーマンションのプランナーの仕事を受けて3ヶ月くらいの頃に、息子の妊娠がわかり、安定期までは内緒にと思っていたのに、3ヶ月で切迫早産になり、仕事は続けたいが、2週間は動けないと元請けの会社さんに告げました。その時、元請けさんの女性達が「今遠藤さんを切れば、私達もそうなるのではないか?」と、続けられる方法を模索してくださいました。動けないので、ベッドの上にパソコンと資料を広げて、なんとか流産せずに乗り越えたのですが、また8ヶ月で切迫流産に…この時は入院で、なんとか取り留めましたが、元請けの皆さんには本当によくしていただきました。感謝しきりです。出産は帝王切開で、初めてで知らないってすごい事です。1ヶ月で図面のやり取りは復帰、3ヶ月で現場復帰しました。今ならもう少しゆっくりしたと思います。赤ちゃんが居ながらの仕事はかなり大変で、泣き止まないのに、電話がかかってくる状態は、辞めようと思うのに十分でしたが、お客様との関係も、元請けさんへの恩もあり、なんとか留まりました。今では辞めなくてよかったと思ってます。

2回目 お客様との信頼の崩壊

独立1年経ったくらい、まだ自分の事でいっぱいいっぱいな時に、間取り設計の依頼を受けます。お客様の要望を聞き、沢山プランをし、やっと確認申請が降りたところで、信頼関係が崩壊します。お客様への配慮が私にはまだ出来ていなかったからだと思います。言った言わないの話、お客様から「俺に言われた通りに絵描いただけ」と言われてしまい、設計料金も支払って貰えなくなりました。とても悲しく、自信を失う出来事でしたが、それから色々賢くなりました。失敗から学ぶ事はとても多いです。

3回目 信じていた業者さんに裏切られる

建築の仕事は、お施主様、設計者、施工者の三者で出来上がります。施工者さんが居て、はじめて出来上がるので、大切に思ってます。が、お施主様に悪魔の囁きをする業者に当たってしまいました。設計をある程度したのに私を抜きで施工をし、設計料を払って貰えなかったのです。お施主様もお世話様ですが、業者も業者です。私の設計を使っておきながら知らん顔…私が無知だったと本当に凹みました。それから知らない業者さんとの絡みは極力避けるようにしています。

3回辞めようとして、辞めなかったから得たスキル

1回目は子供が大きくなれば解消される問題でしたが、2回目と3回目は違います。自分なりの対策が必要になり、試行錯誤を重ねました。そのおかげでお金をもらい損ねる事は無くなりました。言った言わないの揉め事も無いです。誠実である事は仕事の基本ですが、私も忘れたり思い違いをする事もあります。それを無くすロジックをキチンと作りました。このスキルはフリーランスで仕事される誰もが身につけたいスキルだと思います。

『一見さんお断り』のご紹介だけでお仕事が繋がる方法、次回からお届けしていこうと思ってます。

独立して20年以上続けて来れたのは何故か?

続けて来れた理由は『辞めない』事

これはただ単純に『辞めなかった』だけでした。正直、辞めようと思った事が何度かありましたが、結局はこの仕事(空間デザイン)が好きなのです。いっぱい失敗して、痛い目にあって、最近になってやっと『一見さんお断り』なご紹介のみでお仕事が出来るようになりました。

人より遅いスタートから始まった

私は、和歌山の田舎で育ちました。公務員の父と書道家の母と理系の弟が1人の4人家族で育ちました。地元の短大の英文科を出て、腰掛けOL(今はそんな事言わないのかな?)な日々に、このままでは嫌だとお金を貯めてロンドンへ留学。半年後帰国して、またお金を貯め、大阪の建築の専門学校へ入りました。ロンドンから帰って「一級建築士になる」が私の夢でした。同級生は6つ下。6年遅いスタートでした。

建築業界って…

専門学校に通いながら、設計事務所でアルバイトをし、課題をこなし、ハードスケジュールで一気にアトピーが悪化しました。アルバイト先ではお家に帰れない(仕事が詰まっていて)先輩達を見て、これが普通だと思い込んでしまいました。卒業して工務店に勤めましたが、やはり朝8時から夜12時過ぎまで仕事して、身体を壊してしまい、結婚を期に辞めてしまいました。

派遣事務員になる

建築で勤めるには、身体が大変すぎると、事務スキルは高かったので、大手企業や商工会議所へ派遣でお世話になりました。でも事務の仕事は大抵午前中でする事がなくなってしまいます。毎回上司の方に仕事ないですか?と聞くのも心苦しく、自分の時間がなんだか無駄に過ぎていくのは勿体無くて「やりたい事をやりたいな…」と思っていたところに、専門学校の恩師の飲み会に呼ばれて参加しました。

独立すればいいじゃない!

モヤモヤしながら、派遣で働いている事も恥ずかしいなと思いながら、恩師の飲み会では先輩方も沢山来ていて、色んな場所で活躍されているのをいいなぁ、羨ましいなぁと端っこで聞いていました。そんな中、1人の女性の先輩が「私、独立しました」と言うのです。え?独立してもいいんだ!その時私はもう「私も独立する」になっていました。

友人の事務所に間借り

派遣を辞めて、独立すると決め、友人の設計事務所に間借りして、まだ仕事は友人がくれる図面書きの仕事が少し。このままではだめだと、情報を探し出すと、タワーマンションのプランナーの仕事がありました。インテリアコーディネーターの仕事ですが、ダメ元で面接へ。持って行った資料が気に入って貰え、採用してもらえました。その時はまだインテリアコーディネーターも2級建築士も持ってませんが、やりたい気持ちだけでなんとかなるものだと思いました。

経験を詰む事が続けるに繋がる

マンションのプランナーの仕事から、住宅の間取り設計、リフォーム、リノベーション、モデルハウスのコーディネート、店舗の改装、ディスプレイ、看板デザイン、名刺デザイン、広告デザインなど、自分の出来る事が増えていき、お客様に満足いただける事が増えていきました。ご満足いただけると、またお声かけくださり、ご紹介もいただけるようになっていきました。でもここまで来るには20年かかってます。

20年超えのノウハウをこれからお伝え出来たらと思ってます

どうやって、お客様の満足度を上げ、信頼を得るか?良いものを創る事は勿論ですが、それだけではご紹介に繋がりません。『一見さんお断り』のご紹介だけでお仕事を続けていくノウハウを、これからお伝え出来たらと思ってます。まずは「辞めない」が続くコツです。辞めずに続けてください。

人生を変えるには〇〇が必要

人生を変えるには〇〇が必要。〇〇はなんだと思いますか?

〇〇はなんだと思いますか?と質問してみました

〇〇は 他力

私が思う人生を変える〇〇は 他力 他人の力 だと思っています。
なぜかというと、自分一人で今までやってきた人生を
今のまま自分一人で変えようと思っても
結局自分の範疇から出ないからです

昨日、InstagramとFacebookの『空創家の質問』というグループで

人生を変えるには〇〇が必要
〇〇はなんだと思いますか?

と投げかけたところ、色んな回答がありました。

どれが正解で、間違いかはないと思います。
折角なので回答を公開

フォロワーさんからの回答

』真っ先に帰ってきた愛!なんでも解決してくれる気がします。

行動』確かに。じっとしていたら何も変わりません。

出会い』他力に近いですよね。やはり一人では変わらない気がします。

勢い!』勢い大事!殻を破る様なそんな力が自分にもないとダメだと思います。

付き合う人、使う時間、住む場所を変える』これも私の思う答えに近いですね。

勇気』確かに。変わる事には勇気がいるからです。

決断』変わると決める事をできないと変われません。

想い』イメージする事はとても大事です。

覚悟』変える覚悟。大きな大きな一歩な感じがします。

哲学』人生には哲学はとても大切だと思ってます。

以上が回答いただいた〇〇でした

〇〇の答えを考える事で気づきがある

質問を見て、回答いただけなかった方も
「え?なんやろ?」って考えた事と思います。
そして、答えを知りたくなったと思います。
正解は一つではないと思いますが、今回の質問には
私なりに、人生が変わった人 を目の当たりにして感じた答えです。

人生が変わった人 の事

空間を創るのが私のお仕事ですが、空間を変えた事で人生が変わる人がいます。
私は空間を創る時に、その人の『どうなりたいか?』を深く掘り下げます。


リビングダイニングの家具コーディネートを変えただけで
その後のお仕事まで加速された方や
カーテン、壁紙を変えただけで
今までうまく行かなかったことがうまく行きだした方など
どうなりたいか?からの空間創りで良い結果をお聞きしております。

人は遺伝が60%
残りの40%は環境で出来上がります

環境が創る
見ているもので出来上がる
経験から生まれる
思考まで支配される

その状態から人生を一人で変えるのはかなり困難です。
私の仕事は空間創りです。
環境を変え、見ているものを変え、経験を変え、思考を変える 力になります。

人生を変えた方々は「あの時遠藤さんに頼んでよかった」と言ってくれます。
勿論、私がしたことは小さなきっかけにすぎないのですが
人生を変えるには、他人の力が必要だと 確信した出来事です。

まとめ

  • 〇〇は他力(私の考え方では)
  • でも答えは一つじゃなくて良い
  • 質問は考えることで気づきがある
  • 人生を変えるには、他人の力が必要

空間を変えることは、人生を変えるのに役立ちますので
空創家の力
ぜひご活用ください。