辞めようと思った出来事の話

辞めようと思った事が 3回ありました

正直、続けていれば、辞めようと思う事もあります。私の場合は3回だと記憶してますが、もしかしたらもっとあったかもしれません。1回目は出産した時、2回目はお施主様との信頼関係が崩壊した時、3回目は信じていた業者さんに裏切られた時でした。

1回目 切迫早産の切迫流産、帝王切開、育児でいっぱいいっぱいに

独立して半年経ったくらい、タワーマンションのプランナーの仕事を受けて3ヶ月くらいの頃に、息子の妊娠がわかり、安定期までは内緒にと思っていたのに、3ヶ月で切迫早産になり、仕事は続けたいが、2週間は動けないと元請けの会社さんに告げました。その時、元請けさんの女性達が「今遠藤さんを切れば、私達もそうなるのではないか?」と、続けられる方法を模索してくださいました。動けないので、ベッドの上にパソコンと資料を広げて、なんとか流産せずに乗り越えたのですが、また8ヶ月で切迫流産に…この時は入院で、なんとか取り留めましたが、元請けの皆さんには本当によくしていただきました。感謝しきりです。出産は帝王切開で、初めてで知らないってすごい事です。1ヶ月で図面のやり取りは復帰、3ヶ月で現場復帰しました。今ならもう少しゆっくりしたと思います。赤ちゃんが居ながらの仕事はかなり大変で、泣き止まないのに、電話がかかってくる状態は、辞めようと思うのに十分でしたが、お客様との関係も、元請けさんへの恩もあり、なんとか留まりました。今では辞めなくてよかったと思ってます。

2回目 お客様との信頼の崩壊

独立1年経ったくらい、まだ自分の事でいっぱいいっぱいな時に、間取り設計の依頼を受けます。お客様の要望を聞き、沢山プランをし、やっと確認申請が降りたところで、信頼関係が崩壊します。お客様への配慮が私にはまだ出来ていなかったからだと思います。言った言わないの話、お客様から「俺に言われた通りに絵描いただけ」と言われてしまい、設計料金も支払って貰えなくなりました。とても悲しく、自信を失う出来事でしたが、それから色々賢くなりました。失敗から学ぶ事はとても多いです。

3回目 信じていた業者さんに裏切られる

建築の仕事は、お施主様、設計者、施工者の三者で出来上がります。施工者さんが居て、はじめて出来上がるので、大切に思ってます。が、お施主様に悪魔の囁きをする業者に当たってしまいました。設計をある程度したのに私を抜きで施工をし、設計料を払って貰えなかったのです。お施主様もお世話様ですが、業者も業者です。私の設計を使っておきながら知らん顔…私が無知だったと本当に凹みました。それから知らない業者さんとの絡みは極力避けるようにしています。

3回辞めようとして、辞めなかったから得たスキル

1回目は子供が大きくなれば解消される問題でしたが、2回目と3回目は違います。自分なりの対策が必要になり、試行錯誤を重ねました。そのおかげでお金をもらい損ねる事は無くなりました。言った言わないの揉め事も無いです。誠実である事は仕事の基本ですが、私も忘れたり思い違いをする事もあります。それを無くすロジックをキチンと作りました。このスキルはフリーランスで仕事される誰もが身につけたいスキルだと思います。

『一見さんお断り』のご紹介だけでお仕事が繋がる方法、次回からお届けしていこうと思ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です